よく冷蔵庫の真ん中の収納にあり、野菜を保管するときに大切な野菜室。
そんな野菜室がいつの間にかびしょびしょになっていることありますよね。
それは、水漏れが原因となっている可能性が高いです。
メーカーによりますが、ドレインホースと呼ばれている部品が凍結しているかもしれません。
野菜室は他の冷蔵庫の部分よりも温度が高いため、野菜室に入れるものによってもびしょびしょになる可能性も変わってきます。
また、野菜が凍結していたりする現象はほとんどが設定温度が低すぎることが原因です。
今回の記事では、野菜室がびしょびしょになる原因と、野菜が凍る現象について詳しく紹介していきます。
野菜室がびしょびしょになる原因は水漏れ?

野菜室がびしょびしょになる原因は、おそらく水漏れだと考えられます。
一番の原因として考えられるのは、「ドレインホース」といわれる部品の凍結です。
ドレインホースとは、冷蔵庫内の水分を排出してくれるホースのことで受け皿の下に取り付けられていることが多いです。
この部品のおかげで、冷蔵庫内は常に乾燥した状態を保つことができます。
これが凍結してしまうと、冷蔵庫内の水分を排出することができなくなってしまうため、逃げ場のない水分が野菜室などに漏れてきてしまうのです。
このドレインホースを凍結させないようにするには、日頃から掃除をしてあげると良いでしょう。
掃除がすぐにできるように、ドレインホースの位置を確認して把握しておくことが大切です。
また、希なケースですが野菜の水分が近くの製氷機に冷やされて落下し、びしょびしょになることがあります。
このようなケースを防ぐためには、野菜を袋などで何かしらの包装をして保管してあげると安心です。
冷蔵庫と野菜室の違いは温度?

冷蔵庫と野菜室の違いは、「温度」と「湿度」です。
冷蔵室の温度は2~6℃で、湿度が10~20%となっています。
それに対して、野菜室は3~8℃、湿度が20~30%と全体的に高めです。
また、野菜室は密閉構造になっており、鮮度を落ちにくくし乾燥を防ぐ役割をしています。
この仕組みによって、野菜室は野菜が新鮮な状態が保ちやすい環境になっているんです。
では野菜は何でも野菜室に入れた方が良いのでしょうか。
答えは「バツ」です。
野菜は育つ環境に近い状態で保存してあげることが大切。
例えば、原産地が熱帯地方や亜熱帯地方の野菜は、寒さに弱く低温障害を起こしやすいため、冷蔵保存には向きません。
夏野菜や秋野菜は日光から避けた状態で冷蔵庫から出して保存してあげた方が良いでしょう。
食材にとって適切な環境で保存するために、冷蔵庫を良く理解して活用するようにしましょう。
野菜室や冷蔵庫の食材が凍るのはなぜ?

本来凍るはずのない野菜などの食材がいつの間にか凍っていた。。。
なんて経験ありませんか?
これは冷蔵庫の温度設定が低すぎるのが原因です。
冷蔵庫の温度設定を「強」にしていると、冷蔵庫から排出される冷気が冷たくなり、食品が凍ってしまいます。
温度設定を「弱」にしていても、冬などの寒さが厳しい地域では冷蔵庫の冷えが良くなり、凍ってしまうケースがあるようです。
ではどうやって食品の凍結を防げば良いのでしょうか。
以下の対策方法が効果的です。
・冷気の吹き出し口付近に水分の多い食品を置かない。
・温度設定は「弱」に設定する。(気温が5℃以下の時は凍ることがあるので注意)
・無駄に冷蔵庫の開け閉めをしないで、センサーが適切に温度を測れるようにする。
そこまで難しい対策はないはずですので、日頃から意識してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は野菜室がびしょびしょになる原因、冷蔵室と野菜室の違い、食品が凍ってしまう原因について紹介していきました。
日常の生活に欠かすことのできない家電だからこそ、トラブルは避けたいですよね。
正しく冷蔵庫を活用すれば、新鮮な食材を楽しむことができるはずです。
今回の記事のポイントを是非意識して生活してみてくださいね。