ご飯を冷蔵庫に保存すると何日くらい日持ちするのでしょうか?
冷蔵庫で保存したご飯の保存期間の目安は、3日程度といわれています。
また、ご飯を固くならずに保存するためには「炊きたて」の状態ですぐにラップに包むようにしてください。
その後にアルミホイルで包んであげると、さらに炊きたてに近い状態でご飯を保存することができます。
今回の記事では、冷蔵庫にご飯を保存すると何日まで日持ちすることができるのか、について詳しく紹介していきます。
さらに、おいしくお米を固くならずに保存するための方法についても紹介していきます。
ご飯は冷蔵庫で何日まで日持ちする?
ご飯での冷蔵庫の日持ちの目安は、2~3日ほどとされています。
ではなぜ、この期間が目安とされているのでしょうか。
それには2つの理由があるとされています。
1つめは、ご飯の風味や食感を損なうことなく食べることのできる期間であることです。
冷蔵庫内の温度は0~5℃といわれていますが、実はお米の主成分であるデンプンの劣化しやすい温度と同じなんです。
また、冷蔵庫の中は乾燥しているためご飯の水分が奪われてしまい、水分に含まれていたお米のうまみ成分も一緒に失われてしまうことから、おいしくなくなってしまうのです。
2つめは、食品衛生上食べても健康に害のない期間である、ということです。
食品衛生に関するもので一番心配なのが、「食中毒」。
お米に関する食中毒の原因となる菌は、「セレウス菌」といわれるものが多いようです。
このセレウス菌は熱に強く、チャーハンなどの火を通した料理でも食中毒が発生したケースも...
食中毒の発生を防ぐためにも、保存期間はなるべく短くしましょう。
固くならない保存方法は冷蔵より冷凍?
ご飯は冷蔵して保存するより、冷凍して保存した方が固くならずに保存することができます。
理由としては、冷蔵して保存したときに失われてしまう水分が冷凍することで失われることがなくなるから。
冷蔵庫の中は乾燥していますから、冷蔵保存をするとお米の水分がすぐに失われてしまい、お米特有の風味やもちもちとした食感が損なわれてしまいます。
これにより、食べたときにパサパサとしたおいしくないご飯になってしまった...なんてことありますよね。
しかし、炊き上がったお米をすぐに冷凍をして保存することでうまみ成分を含んだ水分を冷蔵保存したときよりも保つことができ、解凍したときにもちもちとした食感を維持したまま食べることができます。
また、冷蔵保存によってお米を保存できる期間は2~3日であると伝えましたが、冷凍保存でお米を保存できる期間というのは1ヶ月も保存できてしまうのです。
お米を固くすることなく、かつ長く保存したいという場合は、冷蔵して保存するよりも冷凍して保存した方が良さそうです。
冷蔵庫でパサパサに固くなったご飯を復活させるには?
冷蔵庫にご飯を保存していてパサパサに固くなってしまった...
そんなときは日本酒でご飯を湿らせてレンジで温めてみてください。(お茶碗1杯に小さじ1杯が目安)
理由は、日本酒に含まれている糖分によるもの。
そもそも日本酒の原材料はお米ですから、お米とも相性がバッチリなんです。
お酒のうまみ成分で、保存したときに失われた水分に含まれていたうまみ成分を補完してくれます。
また、日本酒に含まれているアルコールは、保存しているときに付着した他のにおいを消してくれます。
この方法を見ると、「お米がアルコール臭くなっておいしくなさそう」と感じるかもしれません。
しかし、レンジの熱によってアルコールは飛ばされるため、においは全く気にならなくなります。
そのため、安心してお酒が弱い人やお子様でもおいしいお米を食べることができます。
もし、その場に日本酒がない、という場合は水で湿らせて温めてみてください。
日本酒のような効果が期待できます。
まとめ
以上が、冷蔵庫にご飯を保存すると何日まで日持ちすることができるのかということや、おいしくお米を固くならずに保存するための方法についてのご紹介でした。
お米を冷蔵保存したときは2~3日が目安、お米を固くならずに保存するためには、冷蔵よりも冷凍して保存するようにしてください。
もし、お米がパサパサになってしまったら、日本酒をお米にかけて温めてみてください。
おいしいお米が復活しますよ。
食卓に欠かすことのできないお米。是非正しい保存方法でおいしい食生活を送ってくださいね。