炊飯器の炊き込みモードは通常モードと比較して、より炊き込み時間が必要となります。およそ40分〜75分とメーカーや商品によって炊き込み時間は異なります。
この炊き込みモードを利用することで、様々な種類のご飯を炊くことができるようになります。しかし、炊き込みモードにはしっかりと注意して利用する必要があります。
今回は、炊飯器の炊き込みモードの比較や失敗しないためのポイントを紹介していきます。
炊飯器の炊き込みモードだと時間は何分で炊ける?

炊飯器の通常モードと比較して、炊き込みモードでは炊き上がりに時間がかかります。各メーカーごとに炊き込み時間が異なってくるので、それぞれについて簡単に紹介していきます。
日立
日立の家庭用の炊飯器には炊き込みモードが存在します。炊き込み時間の目安としては40分〜75分となります。これは商品によって異なってくるので、取扱説明書をよく読んでから利用するようにしましょう。
おこわや麦ご飯もこのモードで炊くことができます。
シャープ
シャープの家庭用の炊飯器にも炊き込みモードが存在します。0.5〜2カップ程度のお米量を炊くことができます。炊き込み目安としては50〜57分程度となります。
取扱説明書にて炊き込みのポイントが紹介されています。それをいくつか取りあげていきます。
炊き込みご飯の具材の量としてはお米の30%〜50%程度(米1カップで45〜75g)が最適です。具材が多いと、加熱不足となる危険性があります。また、具材によって(水分のでる具材と水分を吸収する具材)によって仕上がりが異なるので、お好みの水分量で調整してください。他にも、調味料が沈殿すると、上手に炊き込めないためよくかき混ぜてから炊飯するのがオススメです。
炊き込みご飯を美味しくためのポイントが紹介されているので、参考にしながら利用してみてください。
東芝
東芝の家庭用の炊飯器にも炊き込みモードが存在します。炊き込みモードでも「炊き込みコース」と「炊き込み おこげコース」の2種類が存在する商品もあります。1〜4カップ程度のお米量を炊くことができます。炊き込み目安としては40分〜50分程度かかります。
おこげのモードではご飯の底がうっすらとキツネ色へと変化します。また、1カップあたり小さじ1の日本酒を加えることでおこげがつきやすくなります。
こちらも炊き込みのポイントが紹介されているので、いくつか取りあげていきます。
調味料は底からしっかりかき混ぜましょう。また、具材は小さめに切り、お米と混ぜないようにしましょう。そして、1カップあたり70gまでがオススメです。予約炊飯や保温はご飯の変色や腐敗の原因となるのでやめてください。
炊き込みモードでのレシピもいくつか紹介されているので、参考にして色々なものを試してみてください。
そもそも炊き込みモードとは?通常との違い

炊き込みモードと通常モードの違いは仕上がりの違いです。具体的にはおこげができるかどうかです。炊き込みモードのお米を炊くと、ご飯の底におこげができます。そのため、通常よりも炊き込み時間が必要となります。
ちなみに、白米を間違って炊き込みモードで炊いてしまったとしても特に問題はありません。しかし、ふっくらしたご飯が好きな方にはおこげができてしまうので、通常モードで炊くのがオススメです。
炊飯器の炊き込みモードを利用することで、バリエーションも増えて色々な味を楽しむことができます。自分なりのアレンジをしてみるのもオススメです。
失敗するのは浸水不足?水の量?

炊き込みモードで失敗してしまうこともあると思います。その原因は浸水不足や水加減の可能性があります。それぞれが原因となり、引き起こしてしまう失敗について紹介していきます。
浸水不足
調味料や味付けをした状態の水は浸透圧が高くなるため、水分がお米に浸透しにくくなっています。また、かえって逆にお米内部の水分が抜けてしまう可能性があるとされています。その結果、炊き上がりのお米に芯が残ってしまうことがあります。
そのため、お米は調味料や味付けをした水に浸す前に真水で事前に浸水させておく必要があります。真水で浸水させたのちに、調味料や味付けをした水で炊き込むようにしましょう。また、炊く前に具材をお米と混ぜてしまうことも芯が残る原因となってしまうので気をつけましょう。
水分量
醤油・みりん・酒などの調味料は、水分の一部となります。そのため、白米と同じ感覚で炊いてしまうと水分量が多くなってしまう可能性があります。また、具材からの水分にも気をつける必要があります。水分量の多い具材を入れることで、具材から水分がでて水分量が多くなってしまいます。
水分量が多い状態で炊いてしまうと、炊き上がったお米がベチャついている可能性があります。そのため、水分量や具材には注意するようにしましょう。
ピラフや赤飯も炊き込みモードで作れる?

炊飯器の炊き込みモードでピラフや赤飯を炊くことができます。
実際に取扱説明書のレシピの欄でもピラフや赤飯が取り上げられています。しかし、メーカーによっては炊き込みモードではない場合があるので取扱説明書をよく読んでから炊くようにしましょう。また、それぞれについてのポイントも紹介されているので参考にしてみてください。
まとめ

炊飯器の炊き込みモードでは通常のモードよりも炊き込み時間が必要となります。それは、ご飯の底におこげをつけるための時間が必要となるからです。
メーカーによって炊き込み時間は異なってくるので、利用する前に取扱説明書をよく読むようにしましょう。
炊き込みモードを利用することで、様々なアレンジレシピを楽しむことができます。色々な種類のアレンジご飯を作ってみてください。