保存が利くイメージがあるぬか床ですが、残念ながら腐ってしまうこともあるんです。
ぬか床が腐っているかどうかは、腐敗臭がするか、赤や黒のカビが生えているかなどで判断することが出来ますよ。
そして、何もせずただ冷蔵庫に置いておくだけだと、ぬか床が傷む原因になることも…
今回は、ぬか床は腐るとどうなるのか、なぜ冷蔵庫で放置してはいけないのか、詳しく紹介していきたいと思います。
ぬか床は腐るとどうなる?捨てる判断をする見分け方
ぬか床が以下のようになっている場合、残念ながらそのぬか床は腐っていると考えた方がいいかもしれません。
まず1つは、「腐敗臭がしている状態」。
乳酸菌特有の酸っぱい匂いではなく、食べ物が腐ったような臭いを放っている場合、そのぬか床は腐っていると判断していいでしょう。
食べ物を腐らせる原因となる細菌が、ぬか床に含まれる乳酸菌よりも増えてしまっている状態だからです。
2つめは、「赤や黒いカビが繁殖している状態」。
カビが白い時点ではその部分を取り除けば良いのでセーフですが、赤や黒いものの場合はぬか床全体が傷んでいると考えた方がいいです。
ぬか床を捨てるべきか迷ったときは、上記のように腐敗臭がするか、または赤や黒のカビが生えているかどうかで判断してみるといいでしょう。
冷蔵庫で保存しても放置はダメ?
「冷蔵庫で保存しているから、ぬか床を放置しても大丈夫だろう」と安心してはいけません。
もちろん常温保存に比べれば冷蔵庫で管理した方が傷むリスクは減らすことが出来ます。
しかしぬか床も結局は食べ物ですから、何もせず冷蔵庫に置いたままにしておくと最終的には腐ってしまいます。
また、ぬか床をかき混ぜずに放置してしまうと、味の肝である乳酸菌が減少する原因になってしまうんです。
ぬか床を美味しく保存するためにも、3,4日に1回、最低でも一週間に1回は冷蔵庫から取り出してかき混ぜてあげるようにしましょう。
冷蔵庫、野菜室、常温、おすすめはどこ?
ぬか床を保存するときにおすすめの場所は、ずばり冷蔵庫です。
常温で保存しても問題はありませんが、冷蔵庫の方がより簡単に管理することが出来ます。
そして冷蔵庫の中でも温度が高い野菜室を使うと良いでしょう。
何故なら、ぬか床を保存する際の最適な温度は20度から25度と言われており、20度より低いと乳酸菌の活動が鈍くなってしまうためです。
「ぬか床を作ってみたいけど、忙しくて常温保存で管理するのは難しいかも…」と考えている人は、是非冷蔵庫の野菜室を活用してみてくださいね。
かき混ぜないでいいぬか床ってあるの?
最近は便利になってきて、毎日かき混ぜる必要がないぬか床なども販売されていますよね。
ですが、上記のような理由から、ぬか床を全くかき混ぜない、というのはあまりおすすめできません。
せっかくのぬか床を美味しく作るためにも、1週間に1回はかき混ぜてあげるのがいいでしょう。
まとめ
野菜や乳酸菌を摂取出来る一品として、古くから愛されてきたぬか床。
腐ってしまったかどうか判断するときは、腐敗臭がするか、もしくは赤や黒のカビが生えているかどうかという点を気にしてみてくださいね。
そして、冷蔵庫で管理する場合も傷みや味の劣化を避けるために、1週間に一度はかき混ぜるようにしましょう。
今回紹介したポイントを押さえて、是非自分好みのぬか床を作ってみてください♪