卵の卵白を泡立てて作るメレンゲ。
なぜか、なかなか泡立たないことがあって困りますよね。
実は原因と対処法があるんです。
それは「卵の品質・温度」「調理器具」「砂糖のタイミング」を管理することです。
メレンゲはお菓子にもよく使われますし、オシャレな料理にも使います。
お客さんが来た時や記念日の手料理には欠かせないですよね。
メレンゲを混ぜたり、乗せたりすることで美味しくなったり、華やかになったりします。
けれど、もしメレンゲが泡立たないときはどうしたらいいでしょう。
今回はメレンゲが泡立たないのはなぜか、原因と対処法、再利用の仕方をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
メレンゲが泡立たない原因
メレンゲが泡立たない原因の一つには、卵が古いこともあります。
黄身が割れて白身と混じっている場合は、わかりやすく腐っていますよね。
けれど古くなったくらいの卵って、ちょっと分かりにくいですよね。
鮮度の悪い卵の見分け方は、パッと見てわかるんです。
卵って古くなると白身が水っぽくなるんです。
または白身が濁っている場合も古い証拠です。
これらの卵白はメレンゲ作りには使わないようにしましょう。
また、卵は常温に戻したものではなく、冷蔵庫から出したばかりの冷えた卵を使ってください。
温度が低い卵の方が、卵白もきめ細かいんです。
次に調理器具の管理も挙げられます。
卵白は油が少しでも混じっていると泡立ちません。
調理器具はいろいろな料理の時に使いますよね。
そんな料理の油分が残っているとメレンゲが泡立たないので、丁寧に洗って、よく水気をふき取ってください。
そして砂糖を入れるタイミングも大事です。
卵白がある程度泡立ってから、何回かに分けて入れるようにしましょう。
ゆるい時は冷やすと復活する?
メレンゲがゆるいときは冷やすと復活するのでしょうか。
実はこれは原因にもよります。
もし油分や水分が入ってしまっているのなら、復活は難しいです。
ただ油分水分が入っていないのに泡立たないときは、冷蔵庫で30分程度冷やして再チャレンジをしてください。
もしかしたら復活する可能性がありますよ。
失敗したメレンゲはどうする?そのまま再利用する方法は?
失敗したメレンゲを捨てるのはもったいないですよね。
ちゃんとお菓子に再利用できますよ。
フワフワとしたスポンジ系のお菓子には使えませんが、クッキーやマドレーヌなどしっとりしとたお菓子には使えます。
意外に多くの種類のお菓子に使えるので、捨てないで再利用しましょう。
メレンゲ作りで失敗しないポイント
では、次にメレンゲ作りで失敗しないポイントを見ていきましょう。
黄身(卵黄)を取り除く
上記にあったように、油分は泡立ちの大敵なんです。
ちなみに実は卵黄にも油分は含まれています。
黄身と白身が少しでも混じってしまったら、その卵はメレンゲには使わないようにしましょう。
砂糖の入れ方
砂糖をメレンゲにいれるタイミングが早いと泡立ってくれません。
「だいぶ泡立ってきたかな?」
というタイミングで3回程度に分けて入れましょう。
分けて砂糖を入れた後、一度は泡立ちが落ち着いてしまいますが、砂糖の性質上のことなので、また混ぜれば泡立ちます。
手動・ハンドミキサーでの違い
手動とハンドミキサーの違いは、労力以外にも明確な違いがあります。
手動の方が、キメの細かい質のいいメレンゲを作ることができるんです。
けれど根気と体力、時間がとても必要になります。
手動だと、どんなに「卵の品質・温度」「調理器具」「砂糖のタイミング」に気を付けていても泡立たないことがあるんです。
初めてメレンゲを作る人には大変な作業かもしれません。
ハンドミキサーだと、手動よりはメレンゲが粗くなって、少し質が落ちます。
けれど、簡単にメレンゲを作れるので、初心者の人にはおすすめの方法なんです。