洗濯槽の掃除のとき、クリーナーではなくキッチンハイターを使用することができます。
洗濯槽掃除に使うキッチンハイターの量は、10リットルで50㏄なんです。
意外に少ないと思いませんか?
「洗濯槽クリーナーよりキッチンハイターのほうがコストもかからないし、いいかも」と思いましたよね?
しかし実はキッチンハイターを使う場合は注意点があります。
では「キッチンハイターを洗濯槽掃除に使う量」「キッチンハイターと洗濯槽クリーナーとの違い」はなんなのか、詳しく見ていきましょう。
洗濯槽クリーナーにキッチンハイターが代用できる?

洗濯槽クリーナーにキッチンハイターは代用できます。
「さぁ、掃除をしよう」と思っても、いざ探したら洗濯槽クリーナーがなかった。
ということは結構ありますよね。
こんなときにキッチンハイターが使えれば便利です。
ただ薬剤の種類には注意が必要ですよ。
洗濯槽クリーナーは「塩素系」と「酸素系」があります。
「塩素系」は細菌を殺菌する力が強く、「酸素系」は汚れをはがして落とす効果が高いんです。
そしてキッチンハイターは「塩素系」です。
なので自宅にある洗濯機が「塩素系」の洗剤が使えるか確認しておきましょう。
メーカーや機種によっても違うので、持っている洗濯機の確認が必要です。
そして「塩素系」と「酸素系」の2種類は決して混ぜないようにしてください。
猛毒のガスが発生します。
「残りがちょっとだから、一緒に入れちゃえ」というのは危険です。
ステンレスにキッチンハイターって使えるの?
ステンレスにキッチンハイターは使えません。
サビや変色の原因になるからです。
もともとステンレスとは「サビにくい銅」という意味なんです。
なぜサビにくいかというと、ステンレスの表面を薄い膜でコーティングしているからです。
塩素系のキッチンハイターはそのコーティングを溶かす働きをするんですよ。
もし、どうしてもキッチンハイターを使いたい場合は、液体のキッチンハイターではなく「泡タイプスプレー」を吹きかけて2分ほど待ってください。
漬け置きではないのでステンレスにも使えます。
ただ、最後に洗い流しが足りず薬剤が残っていると、やはり変色したりサビてしまうのでよく流しましょう。
キッチンハイターの液体タイプを使う時の量

水10リットルに対して液体50㏄です。
台所でキッチンハイターを使う時、量らないで入れることってないですか?
効きそうだから、と大量に入れてしまいがちですよね。
しかしこれは洗濯槽ではやめましょう。
洗剤を多く入れればきれいになるというわけではないんです。
逆に洗濯機の寿命縮めてしまうかもしれませんよ。
縦型とドラム式で注意するポイントは?

縦型とドラム式では、掃除のときに入れる水量が違います。
縦型にはたっぷり水をいれましょう。
最高水位まで入れて大丈夫です。
ドラム式の場合はバケツ一杯分でいいですよ。
ドラム式洗濯機は水を入れすぎると扉が開かなくなることがあるからです。
「洗濯槽の掃除」おすすめの頻度

洗濯槽の掃除の目安は月に1度なんです。
結構頻繁に掃除しなくてはいけませんね。
月に1度掃除できてる人は「塩素系」と「酸素系」を目的によって使い分けてください。
気づいたら何年も洗濯槽の掃除していなかったという人は、1度に2回洗濯槽を掃除しましょう。
1度目に「酸素系」で2度目に「塩素系」を入れる方法です。
「酸素系」でしっかり汚れを落とし「塩素系」で殺菌するので、頑固な汚れも落ちやすくカビが生えにくいですね。
まとめ
いかがでしたか。
洗濯槽クリーナーがない場合はキッチンハイターで代用可能ということがわかりましたよね。
ただクリーナーには「塩素系」と「酸素系」があるので、使っている洗濯機が「塩素系」を使えるか確認するということが大事ですね。
キッチンハイターを入れるときも大量にいれないで、適切に量ることを心掛けましょう。
洗濯機の寿命を縮めないように掃除をして、きれいにしましょうね。