10円玉の不思議実験!酢や重曹を使うとピカピカになるってほんと?その時間は?なぜなの?つけすぎても大丈夫?

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くすみや、青く錆びた10円玉。それ、酢をつける事でピカピカにすることができます!

また、酢を使って綺麗にしようとした10円玉が余計にくすんでしまった場合、酢に漬けすぎている事が考えられます。

その場合の歯磨き粉を用いた対処法もこちらでご紹介していきたいと思います

ここでご紹介する内容は、ちょっとした化学実験にもなりますので、お子様がいらっしゃるご家庭でも遊び感覚で是非お試しくださいね。

目次

10円玉を酢につけたら…びっくり!なぜそうなった?!

その理由は、酸化銅が酢の酸によって除去されるから。

時々、釣り銭などで、黒ずんだりカビたように青くなった10円玉を見つけた事はありませんか?

その10円玉、酢に漬けるだけでキレイになるんです!

えっ?ホント?そんなバカな、、、と思われましたか?でもこれ本当です!

と言われましても、、、ピンとこない、、、と言う方の為にいつか役に立つ!かも知れないマメ知識をご紹介します。

「10円玉 = 銅」と言う事は周知の事実かと思います。

黒ずみの原因は、その10円玉の『銅が空気中の酸素と反応』し、時間の経過と共に10円玉の表面が〝酸化銅〟と言う成分に変化してしまうからなのです。

分かりやすく言うと表面の銅がサビてしまっていると言う事です。

そこで、酢を使うと、酢の酸が持つ分離作用によって酸化銅を取り除くことができ、綺麗な銅の表面が復活するのです!

面白いって思った方は是非一度試して見てくださいね!

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どのくらいの時間つけたらそうなるの?それ以上つけたら…⁈

10円玉を酢に浸ける時間は15分から1時間程度!

10円玉の状態を適宜確認しながらおこなって下さい。

つけすぎるとむしろ黒ずんでしまう事がありますのでご注意を。それでは、やってみましょう!

用意するものは「コップ・酢・キッチンペーパー」以上。

ホントにそれだけと思われるかも知れませんが、本当にこれだけです。

但し、酢だけで浸けるよりもキレイにする方法もありますので、それは後ほどご紹介しますので、最後まで読んでみて下さいね!

話を戻しましょう。方法は次の通り、、

1.    準備したコップに10円玉全体が浸かるだけの酢を入れてください。

2. (1)で準備したコップの中に10円玉を入れてください。

3.   15分ほど経ってから、浸けておいた10円玉を取り除いて下さい。

4.   取り除いた10円玉を汚れてもいい布やキッチンペーパー等で拭き取ってください。

これだけで、キレイな10円玉になります!

簡単な作業ですが、唯一のポイントは浸けすぎない事

上の作業だけでキレイな10円玉になりますが、それでも落ちないサビもあります。

そんな時に、もっと長く浸けておけばもっとキレイになるのでは?と考えがちですが、これはNGなのです。。

長時間つけておいて、一晩寝かせようものなら、むしろ黒くなってしまう事もあるので、15分から1時間程度がちょうど良いでしょう。

それ以上はあまり効果が変わらないので、下に書きます別の方法を試してみて下さい!

10円玉つけすぎちゃった!どうすればいいか教えて!

まずは歯磨き粉と歯ブラシ、不要な布をご用意ください。

ご用意ができましたら、それらを用いて磨くだけ

酢に漬けすぎると逆効果になってしまう場合があります。

そんな時、もういいや、、と諦めてしまう前に試して頂きたい方法があります

やり方は至ってシンプル!

1.   1cmほどの歯磨き粉を歯ブラシか布にとる

2.   (1)で10円玉を磨く

3.   磨き終えたら水で洗い流し、乾いた布で水分を完全に拭き上げる

これでけでも十分にキレイになりますが、よりキレイにしたいと思う方は、歯ブラシと布の両方を使ってみてください。

歯ブラシは、細かい凹凸を磨くのに使用し、布で全体を磨くようにすると、隅々までキレにな銅の輝きを取り戻すことができます。

重曹も使える?10円玉をきれいにする方法

10円玉のくすみやサビには重曹でもピカピカにする事ができます。

重曹と水を用意し、適量の重曹を手に取り、擦り込むようにして磨くだけ!

この時、基本的にゴム手袋など、肌を保護する事を忘れないでください。

ここまで、お読み頂いた方はお気づきかもしれませんが、銅に対して酢、重曹が持つ成分が化学反応を起こし様々な変化をしているのです。

酢に浸けすぎた10円玉には『酸性の酢酸によって、銅が反応し酸化しすぎる』という現象が起きているのです。

10円玉の銅と酢の酢酸が反応して、10円玉の表面に〝酢酸銅〟ができます。

青黒くなる原因の元はこの酢酸銅の色で、酸化銅と同様に表面に付着しているものですので、これも簡単にキレイにすることができます。

それは、、『青黒くなった10円玉をアルカリ性の物質で磨く』です。

アルカリ性の物ってどこにあるの?うちには無いよ、、と言われるかもしれません。

しかし、最近は多くの家庭で使われている、身近なものがあるんです。

それが〝重曹〟です。

重曹を手に適量とり、ゴシゴシと擦り込むように洗い、キレイになったかなと思うところで、水で流して水分を完全に拭き取ってください。

キレイにした後は水分を完全に拭き取らなければ、再び10円玉は酸化してしまいますので、しっかりと拭き取ってあげてくださいね!

化学式でわかる!酢や重曹の効果

酢と10円玉に起きた化学反応式は、

CuO+2CH3COOH → Cu + H2Oです。

これだけ言われても『は?』ってなっちゃいますよね、、

ここで、プラスαの豆知識として、酢や重曹を用いたことにより、酸化銅がどのような化学反応を起こしたのか詳しくご紹介しましょう。

まず、それぞれの化学式をご紹介します。

銅      Cu
酢      CH3COO(酢酸)
重曹     NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)
酸素     O2
酸化銅    CuO

それぞれの化学式を用いて、今回、10円玉に起ったそれぞれの化学反応式を表現すると次の通りとなります。

・酸化銅(錆びた10円玉)に酢を使った場合の化学反応式
CuO+2CH3COOH → Cu + H2O

上記の化学反応式は酸化銅に酢酸をあわせる事で、銅と水に分かれた事を表現しています。

・酸化銅(錆びた10円玉)に重曹を使った場合の化学反応式

スミマセンこちらについては確証の得られる情報がない為、詳細をお示しすることができません。。。

せめてもの知恵として

重曹が熱分解する際の化学式反応式は下記の通りになります。

2NaHCO3 → Na2CO3+H2O + CO2

ここで、重曹の熱分解についてご紹介したのは、重曹の成分をご紹介したかった為です

最近、重曹は、衣類や頑固汚れなどの洗浄に用いられることが多々ありますよね?

それは、この化学式を見ていただくとお分かり頂けるように、『Na2CO3』こと、炭酸ナトリウムが含まれております。

炭酸ナトリウムは、漂白・除菌・消臭に効果があると言われており、酸素系漂白剤に分類されるのです。

酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤(次亜塩素酸等が含まれる)に比べて、素材や人体、環境への影響が小さく安心して使えるという特徴がありますので、10円玉の洗浄以外にもぜひ活用して見てください!

少し長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました!

この記事では、10円玉がなぜ黒ずむのか、、その原因と、キレイな10円玉に復活させる方法をちょっとした化学の知識をご紹介しました。

最後におさらいしておくと、10円玉の黒ずみはズバリ錆び!

錆びた10円玉は、酢や重曹に15分〜1時間程度浸けておくだけでピカピカになるんでしたね

※浸けすぎ注意!でも、歯磨き粉で磨けばキレイに復活ですよ

これは、化学の力がもたらす化学反応で、10円玉の表面についた錆び(酸化銅)酢や重曹の持つ成分で分離してくれるから

お子様の自由研究などにもぜひ試して見てください

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